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大量振込向け銀行選び

振込件数が多い法人の銀行選び:手数料・機能・リスク対策

振込件数が多い法人は、一件単価だけでなく、月額、総合振込・一括処理、データ形式、承認締切、振込上限、エラー修正、結果データを同じ月間件数へ当てはめて銀行を選びます。件数が多くても特定機能が全社必須とは限らないため、自社の作成方法と担当人数から必要条件を決めます。

先に結論

振込件数が多い法人は、一件単価だけでなく、月額、総合振込・一括処理、データ形式、承認締切、振込上限、エラー修正、結果データを同じ月間件数へ当てはめて銀行を選びます。件数が多くても特定機能が全社必須とは限らないため、自社の作成方法と担当人数から必要条件を決めます。

この内容が役立つ方

月間100件以上の振込を行う企業の経理担当者や経営者

振込件数が多い法人は、一件単価だけでなく、月額、総合振込・一括処理、データ形式、承認締切、振込上限、エラー修正、結果データを同じ月間件数へ当てはめて銀行を選びます。件数が多くても特定機能が全社必須とは限らないため、自社の作成方法と担当人数から必要条件を決めます。

直近三か月の振込を五つへ分ける

振込件数の平均だけでなく、振込種類、集中日、作成方式、承認者、最大総額を整理します。

表は横にスワイプして続きを確認できます。

振込種類月間件数集中日作成方式承認月間総額
仕入・外注自社で記入月末等手入力・取込等自社で記入自社で記入
給与・賞与自社で記入給与日給与データ等自社で記入自社で記入
経費・返金自社で記入分散手入力等自社で記入自社で記入
口座間移動自社で記入資金移動日予約等自社で記入自社で記入
海外送金自社で記入契約別個別手続自社で記入自社で記入

給与、国内振込、海外送金を同じ単価・締切で比べません。海外送金は法人の海外送金口座選びへ分けます。

必要機能を件数ではなく作業工程から決める

月間100件・500件といった件数だけで総合振込やAPIが必須とは決めません。会計・給与ソフトからどの形式で出力できるか、銀行へどう入力するか、誰が照合するかを確認します。

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工程現在の方法候補銀行で確認完了条件
支払データ作成手入力・CSV等取込形式、件数、項目自社データを変換できる
振込先照合目視・マスター等受取人照会、登録先、変更履歴口座変更を別経路で照合
承認一人・複数人段階、対象取引、代替者締切前に承認できる
実行即時・予約受付時間、予約、取消支払日に実行できる
結果確認画面・データ結果形式、エラー、再処理未処理を当日特定できる

一括機能を使わない場合は、手入力件数、照合時間、誤り修正を含む現行工数と比較します。

仮想会社ケース:月間500件の外注支払

IT業務委託会社が、毎月500件の国内振込を月末に処理する仮想ケースです。経理担当がデータを作成し、経理責任者が合計・件数・振込先を照合し、代表者が承認します。

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日程例作業担当完了条件
20日請求データを締める各部門未承認請求を分離
22日振込データを作る経理件数・合計・口座を照合
23日エラーを修正する経理不備行が0になる
24日承認する責任者・代表者銀行の受付状態を確認
支払日結果を取得する経理未処理・差戻しを台帳化

日付と件数は工程を示す仮定です。候補銀行の受付締切、最大件数、承認期限、結果取得時点へ差し替えます。

月額プランの損益分岐点を再計算する

月額プランで振込単価が変わる場合は、現行料金表から次の式へ転記します。

損益分岐件数 = 追加月額 ÷(通常単価 − プラン単価)

計算方法を示す仮定として、追加月額を2,400円、通常単価を160円、プラン単価を140円と置くと、2,400 ÷(160 − 140)=120件です。これは実在銀行の料金ではありません。

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候補・プラン月額振込単価月間件数振込費用機能月額月間総額
候補A通常現行料金を転記同上自社件数単価×件数自社で記入合計
候補Aプラン現行料金を転記同上自社件数単価×件数自社で記入合計
候補B現行料金を転記同上自社件数単価×件数自社で記入合計

総合振込、法人IB、データ取込、承認等に別料金がある場合は同じ表へ含めます。振込単価の読み方は法人振込手数料の比較方法で確認します。

上限・締切・エラー処理を比較する

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確認項目候補A候補B自社要件
一回・一日等の上限現行案内から転記同上最大支払額を記入
上限変更方法・必要資料・反映同上繁忙月前に確認
一括件数一回・一日等同上最大件数を記入
データ受付・承認締切現行案内から転記同上社内締切を記入
エラー結果表示・データ・再送同上修正担当を記入
組戻し・訂正方法・費用・連絡同上例外手順を記入

上限を大きくするだけでなく、通常月と繁忙月の最大額を算出し、操作担当者・承認者ごとの権限へ対応させます。

失敗と修正

失敗1:単価だけで選び、必要なデータを取り込めない

自社ソフトから出る形式と銀行が受け付ける形式を照合していません。

修正1:サンプルデータで取込・エラー・結果取得を試す

項目、文字、件数、振込日、受取人名を確認し、エラー行の修正担当を決めます。

失敗2:最大総額を見ず、上限変更が支払日に間に合わない

平均額だけで判断し、賞与・税・大型仕入等が重なる日を含めていません。

修正2:繁忙月の一日最大額を算出する

上限変更の方法と反映時点を確認し、必要額に合わせた権限と代替支払を決めます。

失敗3:結果データを取得せず、未処理を見落とす

承認完了を支払完了と考え、エラー・差戻し・予約状態を確認していません。

修正3:支払日当日に結果台帳を更新する

受付、実行、未処理、再送、組戻しを分け、請求・会計・取引先連絡へ反映します。

担当者付きの銀行選定手順

  1. 直近三か月の件数・金額を集計する
    • 担当者:経理
    • 入力物:振込明細、給与、支払予定
    • 完了条件:種類別の平均・最大・集中日が分かる
  2. 作成・照合・承認・結果確認を棚卸しする
    • 担当者:経理責任者
    • 入力物:現在の支払手順、担当者
    • 完了条件:必要機能と手作業の境界が決まる
  3. 候補の料金・上限・締切を転記する
    • 担当者:経理
    • 入力物:現行料金、機能案内、マニュアル
    • 完了条件:同じ件数で月間総額を比較できる
  4. サンプル取込と権限テストを行う
    • 担当者:作成者・承認者
    • 入力物:テストデータ、権限表
    • 完了条件:エラー修正と結果取得まで再現する
  5. 例外時の代替手順を決める
    • 担当者:経理責任者
    • 入力物:予備口座、緊急連絡先、支払期限
    • 完了条件:障害・承認者不在時の対応が決まる

振込件数が多い会社のチェックリスト

  • 振込を仕入・給与・経費・口座間移動等へ分けた
  • 平均件数だけでなく一日最大件数・総額を算出した
  • 自社データ形式と候補銀行の取込仕様を照合した
  • 作成・照合・承認・実行・結果確認を担当者へ割り当てた
  • 月額・単価・機能料金を同じ月間件数で比較した
  • 上限変更、受付締切、エラー再処理、組戻しを確認した
  • 支払日当日に未処理を閉じる結果台帳を作った

選定後は通常月と繁忙月で再評価する

通常月で問題がなくても、賞与、年払い契約、大型仕入、税等が重なる月は件数・総額・承認期限が変わります。通常月と繁忙月を別行で試算します。

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評価月件数一日最大総額データ作成時間承認期限エラー件数月間総費用
通常月自社で記入自社で記入自社で記入自社で記入自社で記入自社で記入
繁忙月自社で記入自社で記入自社で記入自社で記入自社で記入自社で記入

件数の増減、プラン改定、担当者変更があったときは、単価だけでなく取込・承認・結果処理まで同じ表で見直します。

このガイドの成果物は、安い振込単価の一覧ではなく、自社の件数・データ・承認・上限・結果処理を候補プランへ対応させた振込要件表です。

条件が合う会社の口座候補

自社の条件と一致する法人口座だけを確認する

以下は、このガイドで整理した条件と一致する場合の候補です。各行で審査・申込条件・利用条件が異なり、口座開設を保証するものではありません。

GMOあおぞらネット銀行

他行宛振込の件数、総合振込、承認方法を自社の月間件数へ当てはめたい場合

月額基本料0円から利用でき、振込・入金管理・追加口座・デビット・APIを組み合わせられる法人口座です。

公式サイトはこちら

三井住友銀行 Trunk

Trunkの振込・総合振込・承認機能の契約条件が自社の支払体制に合う場合

三井住友銀行の法人口座をオンラインで申し込み、日常の振込・公的支払・権限管理へつなげられます。

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ドコモSMTBネット銀行

総合振込と利用実績に応じた振込手数料条件を自社件数で試算したい場合

月額基本料0円で、振込優遇・入金専用口座・法人デビット・公的支払・会計APIを確認できる法人口座です。

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