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設立直後の法人口座ガイド

設立直後の法人でも口座開設できる?実績がない会社の準備ポイント

売上実績がない新設法人も法人口座の申込対象になり得ますが、開設可否は個別判断です。契約書・発注書・見積書・許認可など、現在動いている事業を示す資料の準備方法を具体例で解説します。

先に結論

設立直後で売上実績や決算実績がない法人も申込対象になり得ますが、開設可否は個別判断です。契約書、発注書、見積書、許認可など、現在動いている事業を示す資料を申込先の受付条件へ照合します。

この内容が役立つ方

会社を設立したばかりで、売上実績や決算実績がなく、法人口座の審査に通るか不安な法人代表者や経理担当者。

VISUAL GUIDE

新設法人の準備は、3つの層で組み立てる

売上実績が少ない時期は、会社の基本情報、実際の事業、これからの取引を一続きで説明できるようにします。

  1. 01・土台

    登記情報

    所在地・代表者・事業目的の整合を確認

    公的書類と申込内容を一致

  2. 02・中核

    事業実態

    商品・顧客・収益の流れを資料で示す

    口頭説明だけに頼らない

  3. 03・見通し

    取引見込み

    入出金先・金額・頻度・口座用途を整理

    今後の利用像を具体化

確認ポイント:口座開設可否や追加資料の要否は金融機関ごとに異なり、この準備だけで審査通過を保証するものではありません。

売上実績がなくても、現在動いている事業を資料で示す

設立直後で決算書や売上入金がない法人も法人口座の申込対象になり得ますが、開設可否は個別判断です。会社を登記した事実だけでは、現在どの事業を、誰に、どのように提供するかまでは分かりません。

新設法人が準備したいのは、売上実績の代わりに、事業が動き始めていることを示す契約・発注・見積・許認可・サービス資料です。申込先が受け付ける書類の条件へ照合し、申込フォームの説明と一致させます。

設立一か月のITコンサル会社で考える

資本金100万円、売上入金はまだなく、最初の顧客と業務委託契約を調整している会社を例にします。

「ITコンサルティング」とだけ説明するのではなく、次の五点へ分けます。

表は横にスワイプして続きを確認できます。

整理することこの会社の例対応する資料候補
提供内容中小企業の業務システム導入前の要件整理サービスページ、提案書
顧客従業員20〜100人の国内法人商談記録、見積書、契約書案
価格月額30万円の業務委託見積書、料金表
提供の流れヒアリング、要件整理、報告書納品提案書、業務フロー
現在地一社と契約調整中契約書案、発注予定を示す連絡

契約書案や自社サイトが、そのまま全銀行で受け付けられるとは限りません。相手方の記載、締結状態、作成時期など、銀行が示す条件を確認します。

実績がない会社が準備しやすい資料の組み合わせ

契約・発注がある場合

締結済み契約書、発注書、注文書、相手方発行の書類など、第三者が関与した資料を中心にします。契約書の全ページが必要か、署名・捺印や電子契約の証跡が必要かは申込先の条件を確認します。

契約前だが商談が進んでいる場合

見積書、提案書、契約書案、商談記録など、現在地を説明できる資料を整理します。自社作成資料だけで足りない場合に備え、相手方とのやり取りや許認可など、客観性を補う資料がないか確認します。

まだ顧客が決まっていない場合

対象顧客、価格、集客方法、提供方法、支払予定を具体化した事業計画を作ります。計画だけで開設可否は判断できませんが、曖昧な登記目的を具体的な事業説明へ変える土台になります。

銀行と申込方法で必要資料が変わる

表は横にスワイプして続きを確認できます。

申込例新設法人が先に確認する条件準備の焦点
GMOあおぞらネット銀行代表者・取引責任者の関係、本人確認方法、事業内容確認書類の受付条件作成時期と取引内容が分かる資料を照合する
三井住友銀行 Trunkオンライン申込の対象、本人確認、事業内容を確認できる指定書類申込画面が求める一点を、書類例と記載内容から選ぶ
ドコモSMTBネット銀行代表者が取引担当者となる条件、使用できる本人確認書類オンライン本人確認条件を満たすか先に確認する

各行が案内する「最短」の期間は、本人確認方法や申込内容などの条件を満たした場合の目安で、すべての新設法人に同じ期間で開設される保証ではありません。初回入金・支払日が決まっている場合は、法人口座を設立後いつ申し込むかから逆算します。

新設法人で準備をやり直しやすい例

登記事項だけで事業が伝わると思う

登記目的に複数の事業を載せている会社は、現在の主力事業が分かりにくくなります。最初に行う事業を一つ選び、顧客・価格・提供方法・現在地を説明します。

ホームページのURLだけを出す

会社名と連絡先だけのページでは、事業内容や取引の流れを確認できません。対象顧客、サービス、料金または見積方法、運営者情報を記載し、申込内容と一致させます。

資料間で住所やサービス名が違う

登記後に事務所を移した、仮名称で提案書を作った、といった場合は表記差が生じます。商号、本店、代表者名、サービス名を横に並べて修正し、変更中なら関係を説明できるようにします。

一行だけに申し込み、支払日を待つ

審査期間は確定できません。初回支払まで余裕が少ない場合は、条件の異なる候補を整理し、申込の重複可否や必要資料を確認した上で予定を立てます。

申込前に完成させる事業資料メモ

  1. 主力商品・サービスを一文で書く
  2. 最初の顧客像と集客方法を書く
  3. 価格、請求時期、入金方法を書く
  4. 受注から納品までの流れを書く
  5. 現在ある契約・発注・見積・許認可を対応させる
  6. 申込先が受け付ける資料へ絞り込む

新設法人の準備チェックリスト

  • 現在行う主力事業を一つに絞って説明できる
  • 顧客、価格、提供方法、入金予定を説明できる
  • 契約書、発注書、見積書、許認可など第三者が関与した資料を確認した
  • 自社サイトと申込フォームの商号・住所・事業内容が一致している
  • 代表者と取引担当者の関係を決めた
  • 申込先の書類種別、作成時期、本人確認方法を確認した
  • 初回入金・支払日から余裕を持って申込予定を立てた

売上実績がないことだけで結果を決めつける必要はありません。一方で、資料をそろえれば開設が保証されるわけでもありません。新設法人は、現在進んでいる事業を事実と資料で対応させ、追加確認にも同じ説明で回答できる状態を作ります。

条件が合う会社の口座候補

自社の条件と一致する法人口座だけを確認する

以下は、このガイドで整理した条件と一致する場合の候補です。各行で審査・申込条件・利用条件が異なり、口座開設を保証するものではありません。

GMOあおぞらネット銀行

設立直後に提出できる事業内容確認書類を具体的に照合したい会社

月額基本料0円から利用でき、振込・入金管理・追加口座・デビット・APIを組み合わせられる法人口座です。

公式サイトはこちら

三井住友銀行 Trunk

新設法人としてオンライン申込の必要資料と利用開始条件を確認したい会社

三井住友銀行の法人口座をオンラインで申し込み、日常の振込・公的支払・権限管理へつなげられます。

公式サイトはこちら

ドコモSMTBネット銀行

代表者が取引担当者で、本人確認書類の条件を満たす新設法人

月額基本料0円で、振込優遇・入金専用口座・法人デビット・公的支払・会計APIを確認できる法人口座です。

公式サイトはこちら